夏休みや週末に子どもとカブトムシを探しに行こうと考えたとき、「新座市内に本当にいるのか」「どこへ行けば見つかりそうか」というのが最初の迷いになりますよね。公園なら採っていいのか、夜でも入れるのか、私有地ではないかと、気になる点がいくつも重なって、気づけば調べるのが後回しになっている。
『ニイザノオト』のエリア担当ライター、コバです。市内をよく歩くなかで、カブトムシが見つかりやすい環境や、出かける前に確認しておいたほうが楽な点が少し見えてきました。今回はその話を整理します。
実際に訪れやすい緑地3か所の紹介を中心に、時間帯の選び方、ルール確認、持ち物まで順番にお伝えします。
カブトムシが好む環境とはどんな場所か
カブトムシは、クヌギやコナラなどの広葉樹から出る樹液に集まります。樹液が出やすいのは、木の幹が傷ついている部分や、樹皮が少しはがれたあたりです。
雑木林全体を歩き回るより、クヌギの幹を一本ずつ確認する動き方のほうが効率がいい。樹液のにおいがするあたりに近づくと見つかることがあります。
新座市で行きやすい緑地を3か所紹介する
新座市が作成した「カブトムシ散策マップ」には、市内でカブトムシの目撃例がある緑地が複数掲載されています。なかでもバスや徒歩で動きやすく、雑木林が確認されている場所を3か所ピックアップしました。
- 野寺親水公園
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埼玉県新座市野寺3-7-21。6月頃からカブトムシ・クワガタの目撃例あり。入場無料。西武バス「貝沼」下車徒歩約8分。駐車場なし・トイレあり(要事前確認)。
- 石神緑地
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埼玉県新座市石神2-1。散策マップ掲載の雑木林緑地。入場無料。水道あり。アクセスや採集可否は市公式サイトで要確認。
- 野火止フォレストパーク
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埼玉県新座市野火止5-25。愛称「クワガタの森公園」。JR武蔵野線新座駅より徒歩約5分。入場無料。駐車場なし。
3か所いずれも、採集可否や開放時間は新座市みどりと公園課(048-477-2950)への確認が先決です。特に夜間や早朝は、公園によって入場時間の制限がある場合があります。
早朝と夜では見え方がどう変わるか
カブトムシは夜行性なので、日没後から深夜にかけて樹液まわりで活動します。一方、早朝は夜の間に集まった個体がまだ残っていることがある時間帯です。
夜に暗い場所へ出かけるのが不安な場合は、明るくなりはじめた早朝を選ぶのも一つの方法。野火止フォレストパークは新座駅から徒歩圏内なので、早朝でも動きやすい。ただし開放状況は事前に確認しておくと安心です。
観察だけにしたほうが向いている場面
新座市が配布する散策マップには、「カブトムシや他の昆虫類を採取することはご遠慮ください」と明記されています。掲載緑地での観察は推奨されていますが、採集は前提としていません。
子どもと一緒でも、クヌギの幹で樹液を見つける体験だけでも十分な時間になります。見つけたときの反応は、採集できても観察だけでも、そんなに変わらないものです。

採集より観察が前提の緑地が多いので、まずマップを確認してみて
暗い場所で気をつけておきたい安全面
夜間や早朝の緑地は足元が見えにくく、段差や根の出た地面でつまずきやすい。ライトは必ず持参することと、できれば一人では行かない判断が大事です。
迷いやすいのが、林の中へどこまで入るかという判断です。整備された遊歩道から外れると、私有地に入るリスクや足元の危険が一気に増します。遊歩道の範囲で探すほうが、安全面でも無理がありません。
私有地と管理地のルールを事前に確認する
地図で緑に見える場所が公園かどうかは、現地で確認しないと分かりにくい場合があります。特に散策マップ外の緑地は、私有地や立入禁止区域が隣接していることも珍しくありません。
新座市みどりと公園課(048-477-2950)へ事前に問い合わせると、利用可否の判断が確実になります。散策マップはホームページからPDFでも確認できます。
持ち物で見落としやすいもの
虫取り網と虫かごは用意しても、照明まわりが不十分で困ることがあります。ヘッドライトがあると両手が使えて動きやすく、子どもと一緒でも楽です。
- ヘッドライト(電池の予備も)
- 虫取り網と虫かご
- 長袖・長ズボン(草や虫から肌を守る)
- スニーカーや運動靴(サンダルは不向き)
- 飲み物(多めに持参する)
- 虫よけスプレー
採集した場合の持ち帰り方も、出かける前に決めておくと帰り道が楽です。飼育ケースや腐葉土を先に準備しておくと、その晩あわてずに済みます。
公式イベントで専門家と一緒に動く方法
野寺町会では、毎年夏に「わくわく昆虫採集」というイベントが開催されています。虫博士と一緒に早朝から動ける機会で、無料・先着制の回もありました。
新座市の広報紙または野寺町会の告知で、開催日と申込方法を確認します。
過去の回は先着30組程度で締め切られています。告知を見たら早めに動きます。
開始は早朝4時の回も過去にありました。前日の準備と睡眠を早めにとっておきます。
初めて子どもと行く場合は、こうしたイベントに参加するほうが安全面でも安心です。専門家が樹液の場所を教えてくれるので、一人で林の中を探し回るより確実に動けます。
真夏の暑さへの備え方
早朝でも夏の気温は高く、緑地の中は湿度が上がりやすい場所もあります。子どもが一緒の場合は特に、30分~1時間程度を目安にして、無理に長居しない判断が大事です。
わたしは夏に市内を歩くとき、飲み物は多めに持つようにしています。石神緑地や野寺親水公園には水道がある場合もありますが、出発前に確認しておく価値があります。
今週末の一歩をどこから始めるか
今週末に行けそうかなと思ったら、まず新座市の「カブトムシ散策マップ」をダウンロードして、行きやすそうな1か所だけメモしてみてください。場所が一つ決まるだけで、確認することがだいぶ絞られます。
わたしも駅から遠い場所はつい後回しになりがちです。でも野火止フォレストパークは新座駅から徒歩5分なので、乗り継ぎを気にせず動けるのがいい。石神緑地も散策マップで位置を確認してからだと、迷わず向かいやすくなる気がしています。
子どもがクヌギの幹に顔を近づけて、樹液のにおいに気づく瞬間はなかなかいいものです。採れなくても、それだけで十分な夏の朝になることもある。今日、まず散策マップを一度開いてみてくださいね。













