自宅で受けられる医療について、家族で情報を集め始めると、思っていたより言葉が多いことに気づきます。訪問診療、往診、訪問看護、どれも似ているようで役割が違います。
地域情報メディア『ニイザノオト』のエリア担当ライター、コバです。わたしも身内の件で調べたとき、まず何をどこで確認すればいいのか分からず、順番に整理し直した経験があります。
この記事では、在宅医療の仕組みと、新座市で実際に訪問診療を行っている医療機関を確認する順番を、一つずつ落ち着いて整理していきます。
在宅医療に含まれる主な支援
在宅医療という言葉には、複数の支援がまとまって入っています。医師による訪問診療や往診、看護師による訪問看護、薬剤師による訪問薬剤管理など、関わる専門職はひとつではありません。
介護サービスと一緒に語られることも多いですが、医療と介護は制度上の位置づけが別です。ここを最初にざっくり分けておくと、この先の情報を見るときに迷いにくくなります。
- 訪問診療
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医師が計画的に決まった間隔で自宅を訪れる診療です。
- 往診
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症状が急に変わったときなどに医師が臨時で訪れる対応です。
- 訪問看護
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看護師が自宅で医療的な処置や体調管理を行う支援です。
訪問診療と往診の違い
よく迷うのが、訪問診療と往診をひとつのものとして考えてしまうことです。どちらも医師が自宅に来る点は同じですが、来るタイミングの考え方が違います。
訪問診療は、あらかじめ決めた周期で自宅を訪れる、いわば定期的な診療です。往診は、その場で発生した体調の変化に対して、臨時で訪れる対応にあたります。
この二つを同じものとして扱ってしまうと、実際に必要な体制と、思っていた体制がずれることがあります。医療機関がどちらをどう組み合わせているかは、機関ごとに違う仕組みです。
訪問看護との役割の違い
訪問診療や往診が医師による診療であるのに対し、訪問看護は看護師が担う支援です。医師の指示のもとで、体調管理や医療的な処置、療養生活の相談などを行います。
訪問看護ステーションは、医療機関と連携しながら動く仕組みです。介護サービスの訪問介護とは支援の内容がはっきり異なる。ここは混同しやすい部分です。

診療、看護、介護、それぞれ役割が違うんですよね
新座市で訪問診療を行う医療機関
新座市は新座駅、志木駅、ひばりヶ丘駅、清瀬駅など複数の駅に接していて、市内でも場所によって最寄りの医療機関がかなり変わってきます。実際に公式サイトで確認できた三院を紹介します。
わたしは駅から遠い場所だと通うのも呼ぶのも迷いが出るので、まず駅からの距離と訪問できる範囲から見るようにしています。三院とも見ておくと、地域による違いが分かりやすくなります。
新座こだまクリニックは、ひばりヶ丘駅から徒歩8分ほどの栗原五丁目にあり、内科と精神科を中心に、認知症治療や英語・中国語対応にも強みを持つ在宅専門クリニックです。訪問地域は新座市・朝霞市・志木市・富士見市・ふじみ野市・所沢市・清瀬市などで、クリニックからおおよそ十六キロメートル圏内が往診範囲の目安とされています。新座市内でも野火止や栄のあたりまで幅広く対応している点が特徴で、基本は月2回の定期訪問診療、24時間365日の連絡体制です。料金は病状や処置内容によって異なるため、電話での問い合わせが必要です。電話は042-438-0800、公式サイトはniizakodamaclinic.comです。
新座ほほえみクリニックは、志木駅南口から徒歩3分の東北二丁目にあり、内科・循環器内科・緩和ケア内科を掲げる在宅療養支援診療所です。訪問診療は24時間365日対応で、進行がんの緩和ケアや終末期ケアにも力を入れています。志木駅寄りの新座市南部にお住まいなら、通いやすさの面でも候補に入れやすい立地です。外来診療の受付時間は平日9時から12時と13時から17時で、土曜・日曜・祝日は休診です。料金は処置内容や訪問頻度によって変わるため、直接の確認が欠かせません。電話は048-458-0761、公式サイトはniizahohoemi.comです。
堀ノ内クリニックは、新座市本多にある地域密着型のクリニックで、内科や整形外科などの外来診療と並行して訪問診療を行っています。訪問日は木曜日で、隔週または毎週の対応、緊急時の往診は随時行うとされています。訪問地域はクリニックからおおよそ半径3キロメートル圏内が目安で、駅から離れた新座市中心部や本多、堀ノ内あたりの住民には身近な存在です。料金の目安は月2回訪問した場合の基本料金で、自己負担1割なら月額6,200円程度、3割なら月額18,500円程度と公式サイトに記載されています。電話は048-478-3131、公式サイトはhorinouchi-clinic.or.jpです。
訪問地域の確認をしておく
見落としやすいのが、同じ新座市内でも医療機関ごとに訪問できる範囲がまったく違う点です。紹介した三院を見ても、市外まで広く対応するところと、半径数キロメートルに絞っているところがありました。
新座市は駅ごとに雰囲気が違う街なので、自分の住むエリアがどの機関の訪問範囲に入るかは、公式サイトの記載を最初に見るのが無理のない流れです。
- 対応している町丁の範囲
- 市外への対応可否
- 移動距離による受付制限
診療内容と対応時間を見る順番
診療内容も機関ごとに幅があります。内科的な体調管理を中心にしているところもあれば、在宅酸素療法や胃ろうなどの医療処置まで幅広く対応しているところもあります。
対応している症状や科目が、必要としている内容と合っているかを見ます。
決まった訪問日か、24時間365日対応かなど、時間の枠を見ておきます。
新規受付の可否は変わることがあるため、直接確認しておきます。
費用情報を見るときの注意
費用は、保険の適用範囲や訪問回数、時間帯によって変わる仕組みです。堀ノ内クリニックのように目安金額を公開している機関もありますが、これも状況次第で変わります。
正直に言うと、費用の記載は機関によって詳しさがかなり違います。最終的な金額は医療機関へ直接確認するのが、遠回りにならない方法だと感じています。
新座市内の地域相談先を調べる方法
新座市には、在宅療養を支える相談窓口として、一般社団法人朝霞地区医師会の地域包括ケア支援室が設けられています。往診医の紹介や、急変時対応への不安といった相談を受け付けている窓口です。
電話は048-456-6575で、受付時間は月曜から金曜の9時から17時までです。相談窓口を知っているだけで、いざというときの動き方が変わってきます。
公式情報をどこで確認するか
意外と知られていないのですが、在宅医療の情報は複数の場所に分かれて載っています。新座市の公式サイト、各医療機関の公式サイト、それぞれ役割が違います。
市の公式サイトでは制度や相談窓口の案内が中心です。訪問地域や診療内容といった実務的な情報は、各医療機関の公式サイトで確認するのが基本の流れになります。
| 確認先 | 主な内容 |
|---|---|
| 新座市公式サイト | 相談窓口の案内、制度の概要 |
| 医療機関の公式サイト | 訪問地域、診療内容、対応時間、料金目安 |
| 地域包括ケア支援室 | 往診医の紹介、急変時の相談 |
サービスを混同しやすい失敗
実際に見てみると、往診と定期的な訪問診療を同じものとして考えてしまう失敗が目立ちます。堀ノ内クリニックのように、定期訪問が前提で緊急時のみの往診は行っていない機関もあります。
訪問看護と訪問介護を取り違えるケースもあります。看護師が来るのか、介護のスタッフが来るのかで、できることが違う。ここも事前に区別しておきたい点です。
対応範囲が合わないケースの注意点
訪問地域、診療内容、受付状況、費用は変更されることがあるため、最新の公式情報での確認が欠かせません。紹介した三院も、時期によって受付状況が変わることがあります。
症状の種類や重さによっては、訪問地域に入っていても対応できないケースもあります。医療機関ごとに得意な領域が異なるためです。
今日わたしが最初に確認すること
ここまで整理してきた内容を、いきなり全部覚える必要はありません。まずは気になった医療機関の公式サイトを一つだけ開いて、訪問地域の記載を確認してみる。今日できる一歩としては、これで十分です。
わたし自身、最初は訪問診療と往診の違いが分からず、電話で聞き直したことがありました。分かってからは、確認する順番が決まって、次に何を聞けばいいか迷わなくなったんですよね。
気になる医療機関の名前と電話番号を、メモに一つ残しておくだけでも安心につながります。週末に少し時間を取って、家族と一緒に見返す時間になったらうれしいです。













