家での生活が少し心配になってきたとき、「介護の申請、そろそろしたほうがいいのかな」と頭をよぎることがあります。退院後に一人で動くのが難しくなった、家族が離れて住んでいて様子を見にいけないなど、きっかけは人それぞれです。でも、何から動けばいいかが分からなくて、時間だけが過ぎてしまう——そういう声を周りでもよく聞きます。
新座市在住、地域情報メディア『ニイザノオト』のエリア担当ライター、コバです。わたしは市内とひばりヶ丘駅まわりをよく行き来していますが、用事の合間に「次に動くとしたらどこに行けばいいか」を先に確認しておくのが自分の癖です。この記事でも、同じ順番で一つずつ整理していきます。
申請先、家族が動ける範囲、訪問調査と主治医意見書の流れ、認定が出るまでの見通し、そして介護サービスとの関係——この順番で確認していきます。
申請を考えやすいのはどんな場面か
「もう少し様子を見よう」と思いながら、気づけば数か月が経っていたという話はよくあります。どのくらいの状態になったら申請できるのか、基準が見えにくいのがその理由の一つです。
退院後に自宅での生活が急に不安になった場面や、転倒が増えてきた、一人での外出が難しくなってきたという場面が、申請を考えやすいきっかけです。「まだ要介護ではないかも」と感じていても、申請そのものは事前に動いておける仕組みになっています。
新座市で最初に連絡できる相談先
新座市では、要介護認定の申請について相談できる窓口が二つあります。一つは市役所1階26番窓口の介護保険課、もう一つは市内8か所に設置されている高齢者相談センター(地域包括支援センター)です。
高齢者相談センターは担当区域ごとに分かれているので、まずお住まいの地区がどのセンターの担当かを確認するところから始まります。センター名と電話番号は新座市の公式サイトで確認できます。
- 介護保険課(市役所1階26番窓口)
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受付時間:午前8時30分~午後5時15分(土日・祝日を除く)
- 高齢者相談センター(地域包括支援センター)
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市内8か所。担当区域はお住まいの地区により異なります。
センターには職員が外出していることも多いため、来所の前に電話で確認しておくと動きやすいです。窓口情報は変わることがあるので、最新の連絡先は新座市公式サイトで確認してください。
申請できる人と家族が代わりに動ける範囲
申請は本人だけでなく、家族も代わりに行うことができます。遠方に住んでいる家族でも申請窓口に行けることが多いのですが、具体的に誰が・何を持参すれば受け付けてもらえるかは、事前に介護保険課か高齢者相談センターに確認しておくのが確実です。
居宅介護支援事業所(ケアマネジャーが所属する事務所)や地域包括支援センターが申請を代行してくれる場合もあります。自分や家族だけで動けない事情がある場合は、センターに相談してみる価値があります。
申請前に手元に用意しておきたいもの
申請の際に必要になるものは、申請窓口で最新の書類を確認するのが基本です。一般的には次のようなものが求められます。
- 介護保険被保険者証
- 申請書(窓口にもあります)
- 本人確認書類(マイナンバーカードなど)
- 40〜64歳の方は医療保険の被保険者証
- 主治医の連絡先が分かるもの(診察券など)
主治医の情報は、意見書の依頼先を確認するために使います。かかりつけ医がいない場合は、その旨を窓口で伝えれば一緒に相談してもらえます。申請前に一度介護保険課に電話して確認しておくと、当日に焦らなくて済みます。
申請してから認定結果が届くまでの流れ
申請が受理されると、大きく三つの段階を経て認定結果が届きます。原則として申請受理から30日以内に認定結果が通知される仕組みですが、混み合う時期は時間がかかることもあります。
市役所の介護保険課、または高齢者相談センターへ書類を提出します。郵送やオンライン申請も選択肢の一つです。
市の認定調査員が自宅などを訪問し、心身の状況について聞き取り調査を行います。
市から主治医へ意見書の作成が依頼されます。本人が直接依頼する必要はありません。
調査結果と主治医意見書をもとに、審査会で要介護度が判定されます。
認定結果と被保険者証が郵送されてきます。「要介護1〜5」「要支援1・2」「非該当」のいずれかが示されます。
結果に納得がいかない場合は、不服申し立ての制度があります。その手続きも、窓口で確認できます。
訪問調査で見られることと家族の関わり方
訪問調査では、体の動き、日常生活の動作、認知機能など74項目について確認が行われます。「普段より頑張ってしまう」というのが、家族からよく聞く失敗例です。
いつもの状態を正確に伝えることが調査の目的なので、調査員には「普段はこのくらい時間がかかる」「一人では難しいことがある」と、日常の様子を具体的に伝えてもらう必要があります。家族が同席して補足するのは問題ありません。

当日だけ頑張ってしまうと、いつもの状態が伝わりにくくなります
主治医意見書で迷いやすいこと
迷いやすいのが、主治医意見書の扱いです。意見書は市から主治医へ直接依頼されるので、本人や家族が用意する書類ではありません。
ただ、かかりつけ医が長期間診ていない場合や、主治医が複数いる場合は、誰に依頼するかを窓口で相談しておく価値があります。意見書の作成に時間がかかることもあり、それが認定まで全体の日数に影響することがあります。
認定結果が届くまでの間の過ごし方
申請してから結果が届くまで、数週間から1か月程度かかることがあります。この期間に「介護サービスがすぐ使えるわけではない」と分かっていると、気持ちの面でも動きやすくなります。
結果を待ちながら、高齢者相談センターのケアマネジャーに相談だけ先にしておくことは可能です。どんなサービスが使えそうか、費用感はどうかを事前に聞いておく時間として使えます。
認定と介護サービス利用は別のステップです
要介護認定を受けても、その日からすぐにサービスが始まるわけではありません。認定後には、ケアマネジャーが作成するケアプランをもとにサービス事業者を決めるという手順が続きます。
認定結果が届いたら、次のステップとして担当ケアマネジャーを探すことになります。この段階でも高齢者相談センターに相談できます。サービス利用開始まで、認定から数週間かかることを見ておくと、スケジュールを考えやすいです。
慌てやすい場面と待ち時間が出やすい場面
申請を急いだつもりが、気づいたら待ちが続いていた——ということは実際に起きます。訪問調査の日程調整に時間がかかることも、主治医意見書の作成が数週間かかることもあります。
「申請すれば1週間でサービスが使える」とは考えないほうが現実に近い。退院直後や状態が急に変わった場面では、その落差で家族が焦りやすいです。申請のタイミングを少し早めに動いておくことが、結果的に余裕につながります。
新座市の公式情報を確認できる場所
申請書類のダウンロード、窓口の受付時間、高齢者相談センターの担当区域と電話番号は、新座市公式サイトの介護保険課のページで確認できます。制度の内容や窓口情報は変わることがあるので、申請前に一度確認しておくのが無難です。
「新座市 介護保険課」または「新座市 高齢者相談センター」で検索すると、該当のページにたどり着きます。電話番号もそこに出ています。
わたしが最初に確認しておいてよかったこと
近所でも「申請してみたら思ったより時間がかかった」という話を聞いてから、自分の親のことを考えたとき、まず高齢者相談センターの担当区域だけ先にメモしておきました。実際に動く段階になったら、そのメモが思いのほか役に立ちます。
今日、新座市公式サイトを開いて、お住まいの地区を担当するセンターの電話番号を一つメモしておくだけでも、気持ちの準備がひとつ整います。そのメモをきっかけに、「来週相談してみようか」と動き出せることがあります。そういう小さな一歩が、後で慌てずに済む理由になるんですよね。
急ぐ必要はないですが、「そのうち調べよう」より「今日番号だけ控えた」のほうが、いざというとき動きやすいです。この記事が、そのきっかけになったらうれしいです。













