夏に「虫取りに行きたい」と思っても、どんな場所を探せばよいか、網を持って入っていいかどうか、すぐには分からないですよね。公園ならどこでも大丈夫かというと、そうでもないのが少し面倒なところです。
地域情報メディア『ニイザノオト』のエリア担当ライター、コバです。新座市内をよく歩いているので、緑地や公園の雰囲気はそれなりに分かるつもりです。ただ、採集のルールについては、わたし自身も最初は曖昧なまま動いていました。
この記事では、新座市で昆虫採集を考えるときの場所の見方、季節ごとの探し方、安全面の確認順を整理します。具体的に動きやすい緑地・公園を3か所も紹介しています。
新座市で昆虫が見つかりやすい環境とは
新座市内で虫に出会いやすいのは、クヌギやコナラが混じる雑木林のある緑地です。樹液が出る木の周りに、カブトムシやクワガタが集まりやすい。石神緑地(石神)や野寺緑地(野寺三丁目)、睡足軒の森(野火止)はそういった環境として知られています。
住宅街の中に緑地がある、というのが新座市の特徴でもあります。遠くまで出かけなくても、身近な場所で自然に触れられる。それはありがたいことだと感じています。
昆虫観察に動きやすい3か所を紹介します
実際に行きやすいかどうかは、駅やバス停からの距離と駐車場の有無を先に確認するのが、わたしの習慣です。ここでは公式情報をもとに3か所を整理しました。採集の可否は管理者への確認が必要ですが、観察を楽しむ場所としてまず候補に挙げやすい場所です。
- 石神緑地(新座市石神2-1)
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住宅街に隣接するクヌギ・コナラの雑木林。カブトムシの生息地として知られ、夏は虫探しの子どもが集まりやすい場所です。
- 野寺緑地(新座市野寺3-4-2付近)
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コナラ中心の雑木林。6月頃からクワガタ・カブトムシを見に来る子どもが多く、野寺町会主催の昆虫採集イベントの会場にもなっています。
- 睡足軒の森(新座市野火止1-20-12)
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国指定天然記念物「平林寺境内林」の一部。入園無料で開園時間は9時から15時30分(水曜・年末年始は休園)。観察向きの静かな雑木林です。
石神緑地と野寺緑地は専用駐車場が確認できていないため、車で行く場合は周辺のコインパーキングを事前に調べておくと安心です。睡足軒の森は東エリアに40台分の駐車場があります。
いずれの場所も、採集の可否は新座市 都市整備部 公園緑地課(TEL: 048-477-2950)か現地の案内板で確認してから動くことを前提にしてください。
公園と雑木林で変わる昆虫の探し方
整備された公園と、雑木林が残る緑地では、昆虫との出会い方がかなり違います。遊具や広場が中心の公園では草むらや花壇にトンボやチョウが来ることが多く、雑木林の中ではカブトムシやクワガタを木の根元や樹液で見つける場面が増えます。
何を見たいかで場所を先に決めると、現地での動き方が楽になります。
採集よりも観察が向く場面がある
虫取り網で捕まえることだけが昆虫との楽しみ方ではありません。トンボが飛ぶ様子を追う、葉の裏についた卵を見つける、木の幹に止まった虫を写真に収める。そういった観察の楽しさは、採集よりも小さな子どもに向いている場面が多いと思います。
睡足軒の森のような静かな雑木林は、観察に集中できる環境が整っています。採集の可否より先に、観察できる場所かどうかを確認する順番が、わたしには合っています。
朝と夕方で虫の探し方が変わる理由
カブトムシやクワガタを狙う場合、明け方から朝の早い時間が動きやすいです。夜行性のため、夜明け前後に樹液に集まっていた個体が、朝の時間帯にはまだ木の周辺に残っていることがあります。
夕方以降は気温が下がり、トンボやセミなど昼行性の虫の動きが落ち着きます。チョウの観察なら午前中の日当たりがよい時間帯が動きやすい。虫の種類によって、ねらい目の時間がそれぞれ違う。
持ち物で見落としやすい点がある
見落としやすいのが、虫取り網と虫かご以外の準備です。雑木林の中は足元が不安定な場所もあるため、サンダルよりスニーカーが安心です。草むらに入る場合は、長袖・長ズボンがあると肌の露出を減らせます。
- 虫取り網・虫かご(管理者確認のうえ)
- スニーカーなど足元が安定した靴
- 長袖・長ズボンか日焼け対策の上着
- 水分(多めに用意する)
- 虫よけスプレー
- ルーペや小型のライト(朝方に使う場合)
ルーペは観察の楽しさを広げてくれます。小さな虫の模様や動きが見えると、採集しなくても充分に面白い。わたしの子どもも、最初はルーペ一本で満足していました。
暑い時期に気をつけたいこと
7月から8月の午前10時以降は、日差しが強くなります。雑木林の中は日陰になりやすいですが、移動中や駐車場周辺では直射日光を避けにくい場面があります。
水分補給は、のどが渇く前に早めにとることを意識してください。子どもは遊びに集中すると飲み忘れます。出かける前に多めの飲み物を用意しておくことと、30分に一度は水を飲む休憩を挟むことが基本です。
採集ルールの確認先と問い合わせ方法
先に結論を言うと、新座市の都市公園では新座市都市公園条例第12条第4号により「魚鳥等を捕獲し、又は殺傷すること」が禁止されています。昆虫が該当するかどうかは公園の管理者の判断次第なので、採集を考える場合は事前に確認が必要です。
一方、野寺緑地では過去に町会主催の「わくわく昆虫採集」イベントが実施された実績があります。管理者が主催するイベントと、個人での採集では扱いが変わる可能性があるため、個別の確認が安心です。

ルールは公園ごとに違うので、事前に一本電話できると安心です
よくある失敗と向かないケースの整理
よく迷うのが、「どこまで入っていいか」という境界線です。緑地と民有地の境が分かりにくい場所では、知らずに立ち入ってしまうことがあります。草が繁って看板が見えにくくなる夏場は特に要注意です。
緑が続いていても、立入禁止エリアが含まれている場合があります
公園によってルールが異なるため、訪問前の一本確認が安心です
夏の雑木林は日陰になりますが、移動中の暑さは想定外になりやすいです
飼える分だけにとどめることが、自然環境への配慮につながります
石神緑地と野寺緑地は駅から徒歩では遠い場所です。車がない場合は、にいバスや西武バスのルートを先に調べておくと、当日の動きが楽になります。
週末に一歩踏み出すための準備の仕方
今週末に動いてみようかなと思ったら、まず上で紹介した3か所のうち一つに絞って、採集の可否だけ公園緑地課に確認してみてください。場所が決まれば、持ち物の準備も早く動けます。
観察だけにしておくか、採集まで考えるかは確認した結果で決めればいい。わたしは最初から採集ありきで出かけるより、「観察ついでに採集できたらいい」くらいの気持ちで行くほうが、結果的に楽しい時間になることが多いと感じています。
子どもと一緒に虫を探す夏の朝は、それだけで記憶に残ります。ルーペ一本をポケットに入れて、まずは近くの緑地を歩いてみてくださいね。













