【新座市】避難場所と避難所の違い|台風・洪水前にVACANと使用停止施設を確認

この記事は2026年7月27日時点の新座市公式情報をもとに再確認しています。新座市公式ページ「避難場所を確認しましょう」は2026年6月5日に更新されています。災害の種類によって開設される避難場所が変わるほか、工事などで一時的に使用できない施設もあります。大和田小学校体育館は改築工事のため、2026年4月1日から2028年3月31日までの予定で、災害時に避難場所・避難所を開設しません。台風・洪水・土砂災害時は、洪水・土砂災害ハザードマップや内水ハザードマップ、VACANの開設・混雑状況もあわせて確認してください。

地震があったとき、大雨で川が心配なとき、「どこへ行けばいい」と一瞬迷う気持ち、わたしにもあります。でも、いざというときに初めて調べようとしても、焦って正確に読めないことが多いかもしれませんね。

地域情報メディア『ニイザノオト』でライターをしている、コバです。新座市在住で、防災まわりの話は「読んでおけばよかった」と思う前に届けたい情報のひとつ。今回は市が公開している避難場所の情報を、実際の使い方から整理しました。

避難場所と避難所の違い、災害の種類によって行き先が変わる仕組み、VACANで開設・混雑状況を確認する方法、使えない施設の情報、車での避難の考え方まで、この記事でひと通り確認できますので参考にしていただけたらと思います。

目次

「避難場所」と「避難所」は別のものです

どちらも「避難する場所」に見えますが、役割がはっきり違います。この違いを知っておくと、実際に動くときの判断が早くなります。

避難場所

災害の危険から逃れるために、緊急的に身を守る場所です。災害の種類によって開設する場所が変わります。

避難所

危険がなくなるまで滞在するための施設です。開設場所は被災状況によって決まり、多くの人と共同生活をする前提の場所です。

在宅避難が可能な場合や、被害を受けていない親戚・知人宅への避難も選択肢のひとつです。避難場所へ行くことだけが避難ではないため、自宅周辺のリスクとあわせて考えておくと動きやすくなります。

地震のときは徒歩や自転車での避難が基本です

地震時に市が設置する避難場所へ向かう場合は、緊急車両の通行を妨げないよう、できるだけ徒歩か自転車での移動が基本です。徒歩で避難することが難しい方のみ、例外的に車で避難できる場合があります。

ただし、駐車スペースには限りがあります。地震時は、車で向かうことを前提にせず、最寄りの安全な避難場所を平常時に確認しておくことが大切です。

洪水・土砂災害のときは行き先が変わります

台風や大雨のときは、地震のときと避難場所の使い方が変わります。柳瀬川・黒目川の洪水リスクと土砂災害リスクに応じて、開設を予定している避難場所が異なるためです。

  • 洪水・土砂災害のおそれがある場合、開設予定の避難場所は災害リスクによって異なります
  • 予定している避難場所で避難スペースが不足する場合、災害リスクのない避難場所を追加開設する場合があります
  • 避難対象地域外に住んでいても、危険を感じた場合は安全な場所へ避難する必要があります
  • 状況によっては、自宅の2階などへの垂直避難も検討します

自宅が柳瀬川・黒目川のどちらの流域に近いか、土砂災害警戒区域に入っているかによって、確認すべき避難場所が変わってきます。平常時に一度、市の公式ページや洪水・土砂災害ハザードマップ、内水ハザードマップで自宅周辺を確認しておくと安心です。

自分の住所が避難対象地域かどうかを見ておく

市では、川の周辺と土砂災害のおそれがある地域を「避難対象地域」として指定しています。対象地域に住んでいる方は、該当する避難情報が発令されたときに、開設している避難場所へ向かうのが基本です。

ただし、避難対象地域は地番単位で細かく区切られています。「自分の番地はどうか」は、新座市洪水・土砂災害ハザードマップや、災害リスク確認ページで確かめるのが確実です。過去の浸水履歴もあわせて見ると、地域の特徴をつかみやすくなります。

使えない施設が一時期あることも知っておく

新座市公式ページでは、避難場所・避難所として一時的に使用できない施設が案内されることがあります。近くに住んでいる方は、代わりに向かえる場所をあらかじめ確認しておきたいところです。

施設名使用できない期間理由
大和田小学校体育館2026年4月1日から2028年3月31日までの予定体育館改築工事

大和田小学校体育館は長期にわたって使用停止予定です。今回確認した範囲では、第四小学校・東北小学校の使用停止について、最新の公式根拠を再確認できませんでした。避難場所一覧や市の防災サイトで、出かける前や台風接近前に最新情報を確認してください。

開設状況と混雑はスマホで確認できます

新座市はVACAN(バカン)というサービスを使って、避難所の開設状況や混み具合を確認できるようにしています。混雑状況は「空いてます」「やや混雑」「混雑」「満」の4段階で表示されます。

避難所が開設されていない場合は「利用停止中」と表示されます。スマホかパソコンで「VACAN 新座市 避難所」と検索するか、市の防災サイトからリンクをたどるとアクセスできます。混んでいる場所を避けて別の避難所を選ぶ判断にも使えるので、URLを一度開いてブックマークしておくと動きやすいですよ。

車で避難できる場合もあります

地震時は、緊急車両の通行を妨げないため、できるだけ徒歩や自転車での避難が基本です。一方で、風水害では、事前に災害の予測ができ、避難する時間が確保できる場合に、車両避難も避難手段のひとつとされています。

新座市では、避難情報発令時に、浸水想定区域付近に住む方の自家用車の退避や、ペットとの同行避難、立退き避難をためらわないため、車中避難が可能な施設を案内しています。

車中避難が可能な施設

新座市民総合体育館、新座市総合運動公園、カインズ 新座資材館PRO 屋上駐車場が案内されています。開設状況は市ホームページなどで確認してください。

カインズ 新座資材館PROは、営業時間外の車両退避について市ホームページなどで状況を伝えるとされています。営業時間外は施設内のトイレを含めて利用できないため、携帯トイレなどの備えも必要です。

福祉避難所はすぐ行ける場所ではありません

介護が必要な方や障がいのある方など、専門的な支援を必要とする方のための「福祉避難所」は、災害発生直後から誰でも直接行ける場所ではありません。

まず近くの市が設置する避難場所へ避難し、そこで市の職員などが避難者の身体状態や必要な支援を確認します。そのうえで、避難場所敷地内での個室対応や、福祉避難所への避難対象者を決定する流れです。

福祉避難所は、施設の被災状況や受入体制が整い次第、順次開設されます。収容人数には限りがあるため、原則として必要性の高い方から優先的に決定されます。「直接行けばいい」と思ってしまいがちですが、受け入れ体制が整ってから決まる仕組みです。

マイ・タイムラインを作っておくと動きやすい

台風や大雨のとき、「いつ動くか」の判断が一番難しいと感じています。避難情報が出てから考え始めると、雨が強くなってからの移動になりやすい。市では「マイ・タイムライン」という、自分の避難行動を事前に決めておく方法を案内しています。

STEP
自分の住所が避難対象地域かを確認する

市の洪水・土砂災害ハザードマップで、自宅の地番が対象地域に入っているかを確認します。内水ハザードマップや浸水履歴もあわせて見ると安心です。

STEP
最寄りの避難場所と代替の一か所を確認する

市の避難場所一覧で最寄りの場所と、使えない期間がある場合の代替先を一か所だけ決めておきます。

STEP
VACANをブックマークしておく

市の防災サイトからVACANへのリンクを開き、ブックマークに追加しておきます。いざというときに素早く開設状況や混雑状況を確認できます。

「どの災害に、どの場所が対応しているか」を整理するのは、落ち着いた今のうちでないとなかなか頭に入りません。公式情報は市の防災サイト(危機管理室)から確認できます。

今週末、自宅近くの避難場所を一度歩いてみる

今週末、散歩のついでに最寄りの避難場所の前を通ってみる、それだけでも変わると思っています。「あそこか」と一度目で見ていると、いざというときの足が一歩早くなる気がする。

わたしも以前、近所の小学校が洪水時に使えないと知らずにいました。一覧を見て初めて気づいた。知ってから近くの別の避難場所を確認したら、思ったより近くにあった。そういうことは、調べてみないと分からないんですよね。

ハザードマップ、一度だけでも地番で確認しておくと安心できますよ

難しく構える必要はありません。市の防災サイトで自分の住所を確認する、それだけでも今日できる一歩です。みなさんの家族の分も、ぜひ一緒に見ておいてください。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

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この記事を書いた人

「ニイザノオト」コバ

新座市在住のコバです。地域情報メディア『ニイザノオト』で、地域で暮らす人に役立つ情報を発信しています。

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