防災イベントのチラシで「VR防災体験」の文字を見かけて、気になったことはありませんか。実際どんな体験ができるのか、家族で行っても大丈夫なのか、迷う方は多いと思います。
地域情報メディア『ニイザノオト』のエリア担当、コバです。わたしも新座市内の防災フェアや訓練を見に行くたびに、まず何が体験できて何が違うのかを先に確認するようにしています。
この記事では、災害VR体験で分かること、防災訓練との違い、実際に体験できる施設、参加前に確認したい点の順で整理していきます。
災害VR体験で分かること
災害VR体験は、地震や火災、風水害などの状況を映像や機材を使って疑似的に体感する企画です。実際の炎や浸水を再現するのではなく、視覚と音、時には振動を組み合わせて災害時の状況を伝える仕組みになっています。
見落としやすいのが、VR体験の内容は施設や使う機材によってかなり差があるという点です。360度映像で災害の様子を見るタイプもあれば、揺れや熱、風圧の演出まで加わるタイプもあります。
体験を通して分かるのは、災害時にどんな景色や状況が起こり得るかというイメージです。VR体験だけで実際の災害対応が身につくわけではありません。あくまで備えを考えるきっかけとして位置づけられています。
実際の防災訓練との違い
防災訓練は消火器の使い方や避難経路の確認など、体を動かして手順を覚える場です。一方でVR体験は、状況をその場で見て感じることに重きを置いています。
新座市が実施している防災フェアでは、起震車による地震体験や消火体験が中心になっている年もあります。VR機材の有無は年ごとの企画によって変わるため、その年の内容は公式情報で確かめる必要があります。
- 防災訓練
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消火や避難など、実際の動作を体で覚える場です。
- VR防災体験
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災害時の状況を映像で見て、感覚として捉える場です。
実際に体験できる施設を知る
新座市内で恒常的にVR防災体験ができる施設は、今のところ限られています。そのため、電車や車で行きやすい近隣の施設も含めて探すことになります。
よく迷うのが、どこまで足を延ばして探すかです。ここでは、新座市周辺から実際に訪れやすい施設を三つ紹介します。いずれも来訪前に公式サイトで最新の開館状況を確かめてください。
埼玉県防災学習センターの体験内容
埼玉県鴻巣市にある「埼玉県防災学習センター」は、地震体験や暴風体験、消火体験、煙体験を無料で楽しめる施設です。VR機材ではありませんが、疑似体験を通して災害の威力を体感できる点が特徴です。
入館料は無料で、開館時間は午前9時から午後4時30分までです。北鴻巣駅または吹上駅から徒歩20分ほどかかるため、車での来訪が現実的だと感じています。事前の利用については、公式サイトで最新の受付方法を確認しておくと安心です。
公式サイトは埼玉県防災学習センター公式サイトです。
池袋防災館のVR防災体験
東京都豊島区の「池袋防災館」は、東京消防庁が運営する体験施設です。基本ツアーでは地震・消火・煙の三体験に加えて、救急体験またはVR防災体験のいずれかを選べる仕組みになっています。
入館料と体験料はどちらも無料です。地震体験は三歳から、消火体験は小学生からと年齢制限がある体験もあるので、家族で参加する場合は事前に確認しておきたいところです。
池袋駅から徒歩五分というアクセスの良さも助かります。基本ツアーは事前のWeb予約か電話予約が必要で、個人も予約しておくと当日スムーズです。公式サイトは池袋防災館公式サイトです。
本所防災館の体験ツアー
東京都墨田区の「本所防災館」も東京消防庁が運営する施設です。自然災害コースと自助共助コースの二種類があり、地震や暴風雨などをリアルに体感できます。
入館料は無料で、各コースの所要時間は一時間四十五分です。予約は五か月先の同日まで受け付けているので、休日に合わせて早めに動くと座席を確保しやすいです。
錦糸町駅や押上駅から徒歩十分ほどの立地で、地下に無料の駐車場も備えています。公式サイトは本所防災館公式サイトです。
- 埼玉県防災学習センター(鴻巣市・無料)
- 池袋防災館(豊島区・VR体験あり)
- 本所防災館(墨田区・体験ツアー制)
対象や参加条件を確認する
VR体験の対象年齢や参加条件は、施設によって異なります。小さな子ども向けに映像を弱めた内容もあれば、年齢制限がはっきり決まっている体験もあります。
先に確認しておきたいのは、事前申込が必要かどうかです。池袋防災館や本所防災館のように予約制のツアーもあるので、当日いきなり参加できるとは限りません。
体調面で気をつけたいこと
VR映像は視界いっぱいに広がるため、乗り物酔いに似た感覚が出る人もいます。揺れや振動が加わるタイプはなおさらです。
体調に不安がある場合や小さな子どもが参加する場合は、無理をせず主催者の案内に沿って判断することが大切です。気分が悪くなったらすぐに中止できるかどうかも、その場のスタッフに聞いておくと安心です。

無理せず、気になったらその場で聞いてみるのが一番です
地域防災につなげる見方
VR体験は単発の企画で終わらせず、地域の防災訓練や自治会の活動につなげて見ると意味が増します。新座市は地域防災計画の中で、地域ごとの防災訓練や講座も実施しています。
実際に見てみると、VR体験で感じた怖さや驚きが、その後の避難経路の確認や備蓄の見直しにつながっている家庭もあります。体験して終わりにしないことが、地域防災との接点になっていく気がしています。
よくある失敗を知っておく
事前申込を確認せずに会場へ向かい、予約が埋まっていたというケースはよくあります。人気の施設ほど、この失敗が起きやすいです。
もう一つ多いのが、駐車場の有無を確認しないまま車で向かうことです。本所防災館のように無料駐車場がある施設もあれば、公共交通機関での来館を前提にしている施設もあります。
最後にわたしからの一言
今日か今週末にできることとして、紹介した三つの施設のうち気になったところを一つ選んで、公式サイトで開館日と予約方法を検索してみてください。それだけでも、参加を考えやすくなります。
わたし自身、防災館の予約ページを見つけたときは、まず開館時間と駅からの距離をメモに残すようにしています。そうしておくと、家族に声をかけるときも話がまとまりやすいんですよね。
気になる施設を一つだけ選んで、開館日をメモに残してみてくださいね。それだけでも、防災について家族で話す時間が少し増えたらうれしいです。













