特定扶養という言葉は聞いたことがあっても、年齢の区切りがいつなのか、アルバイト収入をどう見ればよいのか、いざ書類を前にすると手が止まることがあります。進学したタイミング、アルバイトを始めたタイミング、年末調整の季節に、不安が大きくなりやすいところです。
新座市を拠点に地域情報を書いている『ニイザノオト』ライターのコバです。わたしも個人事業主として確定申告をするたびに、所得税と住民税で扶養の見方が少し違うことに気づき直す年があります。
この記事では、特定扶養の基本的な見方と、新座市で相談先を探すときに確認したい窓口、見落としやすい点を整理します。税制は年度によって変わるため、実際に申告する前には最新の公式情報も確認しておくと安心です。
特定扶養が話題になる場面とは
子どもが大学に進学した年、あるいはアルバイトを始めた年の年末調整で、特定扶養という言葉を初めて意識する方は多いです。
会社から渡される書類に「特定扶養親族」という欄があり、何を書けばいいのか迷う。そこから調べ始めるケースが、わたしの周りでも多い気がしています。
扶養の対象になる家族の考え方
扶養控除の対象になるのは、配偶者以外の親族で、生計を一にしている方が基本です。同居していなくても、仕送りをしている場合は対象になり得ます。
令和7年分以後の所得税では、扶養親族の所得要件が合計所得金額58万円以下に見直されています。給与収入のみの場合は、年収123万円以下が一つの目安になります。住民税は反映される年度が異なるため、申告する年の最新情報を公式ページで確認しておくと安心です。
年齢で見落としやすい区切りがある
特定扶養親族として扱われるのは、その年の12月31日時点で19歳以上23歳未満の親族です。年末調整の書類を出す時点では18歳でも、年内に19歳になる場合は対象になる可能性があります。
見落としやすいのが、この「12月31日時点」という基準日です。誕生日が12月の子どもがいる場合は、書類提出後に年齢が変わるケースもあります。提出前に一度確認しておくと、後から迷いにくくなります。

12月生まれの子がいる年は、提出前に誕生日を一度確認しています
収入で迷いやすいラインを整理すると
アルバイト収入が増えてきたとき、どこまでなら扶養に入れるかが気になりますよね。令和7年分以後の所得税では、給与収入のみの場合、年収123万円以下が扶養控除の対象になるかどうかの一つの目安です。
また、令和7年度税制改正で「特定親族特別控除」という新しい仕組みも加わりました。19歳以上23歳未満の親族について、扶養控除の対象から外れる収入になっても、条件を満たせば段階的に控除を受けられる場合があります。対象になる所得の範囲や控除額は、最新年度の公式情報で確認してください。
- 合計所得58万円以下
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令和7年分以後の所得税では、給与収入のみなら年収123万円以下が目安。扶養控除を受けるための基本条件として確認したいところです。
- 給与以外の収入がある場合
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アルバイト以外に株や雑収入がある場合は計算が変わります。給与収入だけで判断せず、合計所得で条件を満たすか確認します。
所得税と住民税で見方が変わる部分
所得税と住民税は、扶養控除の考え方は近いものの、控除額と反映される年度が異なります。ここが混乱しやすい部分です。
| 区分 | 所得税の控除額 | 住民税の控除額 |
|---|---|---|
| 特定扶養親族(19〜22歳) | 63万円 | 45万円 |
| 一般扶養親族(16〜18歳) | 38万円 | 33万円 |
また住民税は、前年の所得をもとに翌年度に反映される仕組みです。所得税の年末調整が終わっても、住民税の通知は翌年6月ごろに届きます。同じ年にすぐ効果が出るわけではない点は、覚えておくと確認しやすくなります。
確定申告まで見たほうがよいケース
年末調整だけで完結する場合と、別途確定申告が必要になる場合があります。給与以外の収入がある場合や複数の会社から給与を受けている場合は、年末調整だけでは終わらないことがあります。
わたしのように個人事業主の場合は年末調整の対象外なので、確定申告で扶養控除を申告します。会社員でも控除の記載漏れに気づいたときは、更正の請求などで対応できる場合があります。実際に手続きする前に、税務署や勤務先へ確認しておくと安心です。
- 副業や不動産収入がある場合
- 2か所以上から給与をもらっている場合
- 年末調整で控除を書き漏らした場合
- 個人事業主・フリーランスの場合
新座市で税の相談先を探すときの主な窓口
実際に確認したい場面が出てきたときの相談先も整理しておきます。新座市で税に関する相談先を探すなら、内容によって次のように使い分けると動きやすいです。相談日や電話番号、予約方法は変わることがあるため、利用前に公式ページで最新情報を確認してください。
住民税(市民税・県民税)に関する申告・控除・通知書の疑問を確認したいときの窓口です。新座市野火止一丁目1番1号。電話番号や開庁時間は、新座市公式サイトの課税課ページで確認してください。公式サイト:https://www.city.niiza.lg.jp/soshiki/10/
税理士に相談できる予約制の窓口です。相談日、対象となる内容、予約開始日、予約先は変更される可能性があるため、利用前に新座市公式サイトで確認してください。公式サイト:https://www.city.niiza.lg.jp/soshiki/21/zeimusoudann.html
所得税の確定申告や控除申告について確認したいときの相談先です。新座市の管轄や電話相談の方法は、国税庁の公式サイトで最新情報を確認してください。公式サイト:https://www.nta.go.jp/
使い分けるなら、住民税の通知書や申告は課税課、所得税や確定申告は税務署、どちらに聞けばよいか迷う税の悩みは市役所の税理士相談、という順で考えると動きやすいです。
新座市で住民税通知書を見るときの視点
新座市では毎年6月ごろ、市民税・県民税の納税通知書が届きます。この通知書の内容は、前年の所得をもとに計算されたものです。
昨年子どもが特定扶養の対象だったのに控除が反映されていないと感じたときは、申告の記載内容に漏れがなかったかを確認する価値があります。通知書は届いたその週のうちに一度だけでも目を通しておくと、疑問がある場合に早めに相談しやすくなります。
よくある勘違いと見落としやすい前提
「所得税で扶養に入れたから、住民税も同じ金額が控除される」と思いがちですが、控除額が異なります。特定扶養親族の場合、所得税では63万円、住民税では45万円です。
また「年末調整をしたので住民税も同じ年に反映される」と思っている方もいますが、住民税への反映は翌年度です。年末調整を行った年の住民税にすぐ反映されるわけではない点に注意が必要です。
実際に起きやすい申告上の失敗
迷いやすいのが、子どもが年度途中で就職した年の扱いです。その年の収入が扶養控除の所得要件を超える場合、特定扶養親族としての扶養控除の対象外になることがあります。ただし、19歳以上23歳未満の親族については、特定親族特別控除の対象になる場合もあるため、収入見込みだけで早合点せず、最新の条件を確認しておくことが大切です。
もう一つ、扶養控除等申告書の提出が遅れて控除が反映されていないケースもあります。書類は早めに確認して、記入漏れがないかを見ておくと安心です。
書類を前にしたときにわたしが確認すること
今週末にでも、子どもの今年の収入の見込みと、12月31日時点の年齢をメモに書き出してみてください。この二つが手元にあるだけで、年末調整の書類を前にしたときの迷いがだいぶ少なくなります。
わたし自身も、確定申告の前に「今年は所得税ではどうか、住民税への反映は翌年だったか」と毎年一度確認し直しています。慣れてきても、税制が変わる年は特に確認する手間を省かないほうがいいと感じています。
新座市の住民税の通知書が6月に届いたら、控除が反映されているかを確認する習慣を持てると、もし疑問が出てきても課税課に相談しやすくなります。まずは年齢、収入見込み、給与以外の所得の有無を確認するところから始めると、書類に向かうときの気持ちが少し楽になりますよ。









